『生まれてはみたものの』にコメントを頂きました。
ロックンロールの持つオールド・スタイルのロマンティシズムを今なお無邪気に追い求める希有なバンド。だから、聴いていると熱くもなるが、時々鬱陶しくもなる。あるいは、大笑いしたくもなるが、同時に怒りも沸いてくる。これは単なる挑発なのか? 我々の感情を逆撫でしているのか? いや、挑発という仮面を被った愛情なのだろう。すべてに対して諦念を最初からエクスキューズとして見せるのっぺらぼーな若者どもへの愛情。片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティは、そんな腰を抜かすほど青臭いフィロソフィーを鬱陶しいほど突きつけてくるバンドである。
そう、“俺たちはこうやって生きている。君たちはどうなんだい?”。そうやって魂の交歓を結ぼうとするバンドは大勢いるが、彼らは違う。彼らの哲学は言わばこうだ。“俺たちはここにいる、だからお前らもここにいろ”。そう、もっと強気だ。強制、いや監禁に近いくらい強引だ。それこそが、きっと聴き手に対する底知れぬ愛情であると、彼らは信じているから。そして、そこにロックンロールの持つ本来のロマンティシズムがあると信じているから。“君たちはどうなんだ?”じゃ生ぬるい。“お前らもやれ”くらいじゃないと伝わらない。要はお節介なのだ。鬱陶しいのだ。でも、そんな鬱陶しいまでのお節介をしてくるバンドが今、一体どこにいる?
京都で活動している、というだけで、いわゆる京都シーン云々として紹介されることも少なくないが、このバンドは京都を地盤とする他の仲間とは、そういう意味でも一線を画したところにいる。最初から京都、あるいは関西という枠組みに対しては無頓着で、それよりも広い視座で聴き手との距離を縮めようとしているところがあるからだ。縮めるどころじゃない、一つになれるものだと信じている。それは、この『生まれてはみたものの』と、一見後ろ向きなタイトルが与えられたニュー・アルバムの異様に強引な内容からも明らかだ。
いや、直接的に聴き手をねじ伏せるような作業はここでは行われていないと言えるだろうか。ギター2本を含む5人体制の彼らは、基本的にライヴで再現できる楽曲を常に作って来た。R&Bやソウル、あるいはそうしたルーツを受けて発展したモッズやガレージ・ロックをお手本にしていると思えるような切れ味の鋭い演奏は、ライヴで客をねじ伏せて行くことを得意とする彼らの真骨頂と言えるものだろう。しかし、今回のアルバムではそこにストリングスを導入してみたり、鍵盤の音を効果的に取り入れるなどのアレンジ面で、これまでになく大きな変化が見られる。結果として、より重層的なグルーヴを見せつけることに成功、首根っこをひっつかまえるのではなく、ジワジワと周辺から追い込んでいくような強引さで自分たちのロックンロール哲学を伝えようとしている、とでも言えばいいだろうか。そういう意味では、決してストレートでダイレクトな内容ではない。だが、こうやって様々なアプローチをとることができるようになった彼らには、デビュー当初にはなかった包容力もある。
彼らの音楽には日本古来の民謡や唱歌をベースにしたような音階や歌詞のものがいくつかあるが、おそらく彼らにとってみれば、幼少時に誰でも一度は聴いたことがあるような旋律を辿ることで、聴き手の遠い記憶を呼び起こすような効果も狙っているのかもしれない。すなわち、まだ何も邪念など働いていなかった頃のまっさらな時代に感情を引き戻し、何に対しても懸命に向き合ってきた自分を取り戻せ、という主張も込めているのかもしれない。
『生まれてはきたものの』。そんな諦念丸出しようなタイトルの本作からは、“生まれてきたことに感謝しろ”という前向きな意識が逆説的に感じられる。そんなこと言われなくてもわかってるよ、うるさいな、などと突っぱねたくもなるこの鬱陶しいまでのロックンロール・フィロソフィー。この強引なアプローチを受け止めるか否かは、あなた次第なのだ。
2008年6月 岡村詩野
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ。初めてバンド名を知った時、僕はおっさんのバンドだと思っていた。50前後のおっさんが趣味でビルヘイリー&ザ・コメッツとかコピーしてるバンドだと勝手に思っていたのだ。しかしそれは全く違っていた。このデビューアルバムには若さと勢いとバンドのエネルギーが沸騰しそうな程、煮えたぎっている。タイトで確かな演奏力、独特な歌い回し。言葉。かっこいい!しびれました。そしてラストの「のっぺら」で少し泣きました。
鈴木圭介(フラワーカンパニーズ)
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティさんのバンド名はオバハンな私には長すぎてすぐ忘れてしまうけど、奏でるサウンドは好みです。明朗!随分豪快!結構繊細!少し複雑!そして当然骨太!ふっとした瞬間に優しい。新作にはこんな表情が全部ちりばめられていてびっくり。ええで、ええど!関西音楽スピリットを日本中にばらまいておくれやす!!
うつみようこ
片山ブレイカーズ滅茶苦茶 ええなあ ハッピーになるなあ みんなで歌える ロックンロール 宵の口、どら息子 ヤバイね 新しい魅力やね ライブで是非聴きたい 変身 この曲の歌詞で オレは少し昔にあったこと 思い出しちゃって セツナクなってもた 素敵な曲ですね 片山ブレイカーズ&ザ、ロケンローパーティー ファーストアルバム 生まれてはみたものの あんたら、なんちゅータイトルや 片山くん これだけは言わせて、、、このアルバム、、生まれてきてよかったわ 最高だぜ! おめでとう 西宮より愛をこめて
キングブラザーズ ギタースクリーム マーヤ
轟く 動く 狂い出す音と言葉の間から今と昔を思い出す。強さに憧れてた弱い自分に息と粋を吹き込んでくれた。本当にありがとう!そしてリリースおめでとうございます!
金佑龍(cutman-booche)
クセになるバンドである。珍妙なリズムや歌詞が耳にこびりついて離れやしない。うーむ。君はこの感じが何かに似ているとは思わないか?…そうかわかったぞ!スルメだ!あえてジャンルをつけるなら「スルメ型ロックンロール」に違いない!
ドリー(ザ50回転ズ)
しかし、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティって凄いネーミングのセンスだな〜!バンド名聞いてすぐ覚えたぜ!!初めて名前を聞いたときは、きっと、やけっぱちのガレージみたいなバンドなんだろうなっと思ったんだが…
実際は違った… なんだか、なんとかってジャンルにカテゴライズするにはオレのボキャブラリーが完全に足りないな?としか言えない実に不思議なグループ、サウンドも独特。特に、この新しい彼らのファースト・アルバムを聴いた今、さらにそう思うよ。基本的にはノリノリとバラードって感じですけど…
だから、確かにロックンロール・バンドなんだが… だけど、なんか変だぜ!?
真ん中で唄を歌っている、まるで変身戦隊モノに出てくるような好青年、彼がシンガーの片山君。因みに片山君は字がとても綺麗です。そして片山君は、まるで蒲田行進曲の銀ちゃんが着ているようなスーツを着ている。因みに色んな種類が用意されているようです。なんか関西弁まじりの微妙な和のテイストの入った唄を歌いながら全体を引っ張って行く片山君、もちろんスロー・ナンバーだっていいんだぜ。ところで片山ブレイカーズは片山君のことなのか?それとも片山ブレイカーズはバンド名か?じゃ、&ザ☆ロケンローパーティは誰だ?片山君以外のヤツらがザ☆ロケンローパーティなのか?ロケンロー党か?
しかし、ザ☆ロケンローパーティってセンス、かなりいかれてますね!あっ、話が脱線してしまいました。でも、そんな脱線を軽く許してくれそうな雰囲気だぜ、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ。さて、キリがないからもうやめよう…。兎に角、片山ブレーカーズ&ザ☆ロケンローパーティのファースト・フル・アルバム、「生まれてはみたものの」を皆さん、よろしくお願いします。(アルバム・タイトルも凄いなっ…)
延原達治(THE PRIVATES)
なんでロックはいまだにしぶとく生きとるんやろか?いちいちギターを弾かんでも、わざわざ歌にせんでも、気持ちは直接言えばようわかるのに、なんでいまだにやっとるんやろか?そんな行為を真剣にやってる
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ!!最高です。(ちなみに僕もやってます。なんでやろか?)
谷村じゅげむ(ワッツーシゾンビ)
ヘッドホンして街を歩いていると、ニューヨークにいるような気分になりました。
船戸博史(ふちがみとふなと)
あぁ〜ほんま凄い。。。覚悟するってこういうことなんじゃ。心を込めるってこういうことなんじゃ。僕は今なぜか汗だくでフラッフラで一人、朝一高円寺の駅前で立ち尽くしている。そんな僕が今1番欲していたミュージック。素晴らしいもんに理由なんてない。片山ブレイカーズの今回のアルバム、そして毎回仰天感動するライブはもうそういう次元にあります。最高じゃけん皆絶対聴かんとダメですよ。かなり人生損してますよ。皆片山聴いて覚悟しましょうよ!前に進まなくちゃいけないってことを。
大平伸正(ghostnote)
僕は永作博美さん、長谷川京子さん、山口智子さん、広末涼子さん、安めぐみさん、臼田あさ美さん、北川景子さん、片山ブレイカーズさん、杏さゆりさん、木村佳乃さん、上野樹里さん(特にのだめカンタービレの時)、長澤まさみさん、YUKIさん、PUFFYの亜美さんのファンなんです。
デーブス・ブラウン(ゴールデンローファーズ)
フルアルバム、リリースおめでとうございます! アルバムを聴き終えて夕闇を抜けた向こうにあったのは朝でした。この世に生を受け、そして死ぬまでの人生の喜怒哀楽を封じ込めた様な一枚。そんなアルバムを片山ブレイカーズが作った事に意味があるんです。産まれて来たこのアルバムに祝福を。そして片山ブレイカーズ、帰って来たね!
吉賀大介(audio safari)
1曲目を爆音で聴いてたら、ババアが怒鳴りこんできた。「あんた夜中に何考え……あら、素敵な歌ね」「うん。いいアルバム」「他の曲も聴かせてくれる?」僕は全曲リピートボタンを押し、爆音でババアとセックスをした。すこし切なかった。
岩下優介(嘘つきバービー)
ニューロック時代の狂おしい熱気と京都男子の品の良さをこのグループのライブから感じるのだが、主張が明確にあるメンバー個々の高い表現力は、ワイルドなのに丁寧なおもてなし。そしてこのアルバムに込められたメッセージとは実にポジティブな世界観なのである。
サミー前田
やっぱり爽やかで奇妙な片山ブレイカーズ。新曲ばっかでいくって聞いてて不安半分楽しみ半分だったけど期待以上で御座いました。いいね!
矢野仁志(talk to me)
これは妄想して回転する片山ブレイカーズのロケンロールパーティー
花田裕之
おそらくマッチ以来、白スーツが似合う歌手、片山君率いる京都が生んだ素敵ロックバンド、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ。ノリノリナンバーには自然と体がリズムを刻み、しっとりナンバーは聴かせて酔わせる。正にハートに火がつくアルバム!この度は発売おめでとさん!あっ、5人の個性が弾け合うライブも必見だぜ!2008年夏、コレ聴いてJOY♪
CHERRYBOWIE(HAPPYEND)
彼らの新作を聴いて、僕の心をふるわせたもの。よりワイルドな70年代ロックの新たな輝きと響き方。さらに一番グッとくるのは、実は繊細な目をした片山くんの世界観とロックンロールの対比。 圧倒的なパフォーマンスの陰にある孤独なセンチメンタリズムって、ヒップなロックスターそのものじゃないですか。しびれます。
サリー久保田(ミュージシャン・デザイナー)
『60年代を舞台にしたリアルな音楽映画を作りたいので、そういう世界観を持った“現代”のバンド を探して下さい』そんな僕の無茶な願いを聞き入れて紹介してもらったのがこのバンドでした。だからこのバンドは、正にそういうバンドです。当時の匂いをリアルに現代へ伝えながら、それでいて今まで聞いた事の無い、全く新たなロックンロール、いや、ロケンローを奏でる。そういう希有なバンドなのです。
本田隆一(『GSワンダーランド』監督)
正直聴いてビックリした。
聞き始める私。「うん、うん。やっぱり、片山ブレイカーズだぜ、いぇーい」
次の曲へ、「…ん?おっ!」
次の曲へ、「…えっ!へー!」
続く…
というように、バンドは化けていく、進化していくということを実感できたとても良いアルバムでした。勿論、片山ブレイカーズの良い所をそのままに、けど「こんなこともできるのか!」っていう可能性を見せてくれた1枚。さすがだぜ。良いバンドだぜ
岩崎 愛
片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティのファーストアルバムが、遂にリリースなんですね!本当におめでとうございます。しかし、本当に良いバンドですよ☆数多のロックバンドの中でも、どこまで音を厚くし、グルーヴを構築するかを計算された重厚に作られたrockサウンド&リズム、それを見事に噴火させる片山さんのヴォーカルと、すべてが賢くて、インパクト大&素敵!この賢い本格のザ・ロックは京都しかからでないと絶対に生まれてこない、そんな彼らは、今最も注目するバンドです。しかも、ライブが本当に素晴らしい!是非、音楽好きの方は勿論、人生にむしゃくしゃする時には、八つ当たりする前に、そして酒に溺れる前に彼らのライブに、足を運んで欲しいです。そして、彼らの人となりに触れて、生まれてはみたもののよかったと思ってください。
堀 秀和(α-STATION)
「生まれてはみたものの」片山ブレイカーズはカッコ良いアルバムを創ったと言い切った。
「生まれてはみたものの」僕も実に片山ブレイカーズらしいアルバムが誕生したなあと思った。
「生まれてはみたものの」ほんなら、この素晴らしいアルバムをお土産に全国全都市を回らなアカンのと違うんやないか。
「生まれてはきたものの」そうであるならば、大阪の十三でも彼等の歌声が聞く事が出来るはずだ。
「生まれてはきたものの」しかし、今だ、それは実現されていない。
「生まれてはきたものの」何でやねん。全国あらゆる街で片山ブレイカーズを待ってる人はは多いに決まってるのに。
僕は片山ブレイカーズが十三の街で暴れてくれるのを心待ちにしています。
加藤鶴一(ライブバー ファンダンゴ)
何かさ。出会った頃から何も変わってないのね。そのまっすぐさに惚れるわ。で、想像してみる。このアルバムを聴きながら彼らのライブの風景を。ステージで止まらず、確実にフロアに届く音であるなあ。お客の笑ってる顔も感涙してる顔も簡単に想像できるなあ。老若男女を問わずにその人の心に真っ直ぐ響くロックンロールが、うーん、素晴らしい。
土龍(livehouse nano店長/ボロフェスタ)
お、ついに出た!従来の片山節に、ブルースロックやアートロックをふりかけた感じ、はたまたプログレッシブな要素もあるし、フォーキーなものはとことん胸にせまってくる。でも作品通して演奏は直球型だし決して小難しくならないところが片山ブレイカーズなんだよな。これ、俺のために作ったんちゃう?趣味だなーこういう音。「頑張れ片山!」なんかもういらない(はなから彼らにはいらなかっただろうけど)。今の俺の気分を言うと、「本領発揮、これが片山ブレイカーズだ!」で決まりだな。
騒音寺 Vo."wolfman" NABE
